『グアムの朝刊』2025.5.22 NWS:暑さに注意、今後も高温の日が続く見込み ― 屋外での火の使用は控えて
2025年5月22日 The Guam Daily Postより抜粋、要約

米国環境保護庁(USEPA)は、オードット埋立地付近の地面から染み出している水について、今後16か月間にわたり試験と分析を行い、それがロンフィット川に汚染物質を放出し続けているかどうかを調査したいとしている。USEPAによる追加調査の要請は、2008年から続いている連邦政府による裁判所命令下の管理(レシーバーシップ)の終了をさらに遅らせる可能性がある。受託機関であるGershman, Brickner & Bratton社は、レシーバーシップの終了目標を2024年7月としていたが、それはすでに過ぎている。
グアム、北マリアナ諸島(CNMI)、およびミクロネシア全域では、非常に暑い日が今後も続く見込みであり、日中最も暑い時間帯の体感温度(ヒートインデックス)はおおむね96度から100度(華氏)を維持すると、米国国立気象局(NWS)が発表。グアムのNWS気象予報事務所は、地域住民に対し、熱中症や熱射病といった高温に関連する健康被害に注意し、暑さから身を守るための対策を取るよう呼びかけている。
たとえば、熱中症の症状が出た場合は、すぐに涼しい場所に移動し、衣服を緩め、症状が改善しない場合は医療機関に相談するようにとしている。熱射病は、緊急の治療を受けなければ死亡や永続的な障がいを引き起こす可能性があるため、ただちに911に通報し、患者を涼しい場所に移動させることが必要。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、熱射病の症状には、混乱、意識の変化、ろれつが回らない、意識喪失、皮膚が熱く乾燥しているまたは大量の発汗、けいれん、そして非常に高い体温などが含まれる。
屋外での火の使用は控えて
グアムに出されていた「レッドフラッグ警報(火災気象警報)」は現在解除されているが、乾燥した天候のため火災の危険性は依然として高い状態にあると国立気象局(NWS)は発表。NWSは「屋外での焼却行為は引き続き控えてください。グアムで発生する山火事はすべて人為的なものです。山火事を防げるのは、あなただけです」と注意を呼びかけている。
北マリアナ諸島のサイパン島とテニアン島、マーシャル諸島のウォッジェ環礁とウティリク環礁では、深刻な干ばつが続いている。一方で、深刻な干ばつ(Severe Drought)はグアムとロタにも拡大しており、ポンペイ州のピンゲラップ島やマーシャル諸島のアイリングラパラップ島でも干ばつは続いている。
週間気象予想
国立気象局(NWS)によると、グアムおよび北マリアナ諸島(CNMI)では、乾燥した貿易風の気象パターンが持続しており、これが当面の天候に影響を与える見込み。さらに北方の上空では、「熱帯上部対流圏トラフ(TUTT)」と呼ばれる大気上層の気圧の谷が存在し、パガン島付近およびその北方で雷雨を伴う雲の集まりが発生している。
グアムとCNMIでは、今週末にかけて乾いた貿易風による天候が続き、短時間のにわか雨が所々で見られる程度となる見込みです。また、現在の中〜強めの貿易風は週の終わりには弱まり、休日の週末には穏やかな風になると予想されている。
国立気象局(NWS)は「週末は空の様子に注意してください。風が弱まる日には、日中の気温上昇や島の地形によって、にわか雨や雷雨が発生する可能性があります」と呼びかけている。また、現在4〜6フィートの波の高さは、週末には3〜5フィートに落ち着く見込みであり、離岸流(リップカレント)の危険性は中程度であるとしている。
心の洗濯ができた夜
卒業シーズン、個人的にはたくさんの高校卒業パーティーに参加する日が続いています。幸い夜に行われることが多く昼間の暑さを忘れさせるほど、日没後は涼しい日が続いています。しかし、今週末は昼間ビーチサイドで行われる予定、多分相当の暑さの中でのパーティーになることでしょう。灼熱の太陽は体力を奪います。熱中症の症状を少しでも感じたら、すぐに涼しい場所に移動して、水を摂取し様子をみてください。
昨夜はマイクロネシアモールに「魔女の宅急便」を観にいきました。ジブリ映画は心が癒されます。今年はマイクロネシアモールでスタジオジブリFESTが開催され、11月まで8作品が上映されます。次回は6月22日から「借りぐらしのアリエッティ」。純粋な心の動きは子供の頃の感情を思いださせます。温かい気持ちに慣れた夜でした。今年は全8作品鑑賞したいと思います。